桜島で爆発的噴火が起こり、世間の人々の心配の声が上がっています。
鹿児島にお住いの方々は大丈夫でしょうか
避難勧告も出されている現在どんな噴火なのかを調査しました。
桜島の噴火はどんなもの?
桜島で爆発的噴火!ブルカノ式で噴石2.5キロ!鹿児島県人の反応は?
桜島で爆発的噴火!
鹿児島県の桜島で爆発的噴火が起こりました。
噴火が起きたのは2022年7月24日(日)20:05頃のことです。
気象庁によりますと、24日午後8時5分ごろ鹿児島県の桜島で「噴火が発生した」ということです。
気象庁は、桜島に噴火警報を発表したうえで、噴火警戒レベルを最も高いレベル5の「避難」に引き上げました。https://t.co/6ttY1KLLGZ#nhk_video pic.twitter.com/45aO4ytZtQ— NHKニュース (@nhk_news) July 24, 2022
桜島で爆発的噴火が起こったとニュースが頻繁に飛び込んできています。
噴石も2.5キロと弾道を描いて飛ぶとはどんな状況なのでしょう。
鹿児島は大丈夫なのかが心配されています。
今回の噴火について調べてみましたので次をご覧ください。
ブルカノ式で噴石2.5キロ!
桜島で起きた爆発的噴火は、マグマ噴火でブルカノ式であったと気象庁は分析しています。
マグマ噴火は、以前から相次ぐ桜島での噴火のスタイルと同じ噴火の仕方です。
年間数百回もの噴火を繰り返している桜島。
噴火の年 | 回数 |
2020年 | 432回 |
2021年 | 145回 |
2022年 | 18回(7/24現在) |
桜島は粘性の高い溶岩火山です。
そのため粘性の高い溶岩が蓋のようになって、火口部分をふさいでしまいがちです。
これにより、火山内部のガスの圧力が高まり、蓋となっていた溶岩を吹き飛ばすのです。
この爆発的噴火スタイルを「ブルカノ式」と呼びます。
あれですね
炭酸飲料を振ったと想像してみてください。
開けたとたんに中身が飛び出るやつです。
マグマが充満する火山があって
火口の蓋が内部膨張によって吹っ飛び、
マグマや噴石が飛び散る
そんな感じでしょうか…
いつもの桜島:ブルカノ式
桜島大正噴火:プリニー式参考https://t.co/xGVfCFWPfM pic.twitter.com/3ZG6r5cf8X
— 笛吹(ウスイ) 2nd (@usui_second) July 24, 2022
噴石2.5キロは過去にあったの?
ブルカノ式噴火は噴石の被害の起きやすい噴火です。
桜島では、過去70年間の間には少なくとも20回もの同様の噴石があったことが判りました。
今回も噴石は2.5キロもの距離を飛んでいます。
2.5キロとは相当の飛距離に感じます。
過去に例があるのか調べてみました。
すると、過去70年間の間には少なくとも20回もの同様の噴石があったことが判りました。
こぶし大の噴石が2.5キロとは考えただけでも恐ろしいですね。
専門家の意見は?
大々的ニュースとして取り上げられている桜島の噴火です。
専門家はどのように見ているのでしょう。二人の専門家の意見をまとめました。
【桜島噴火 井口教授「大正噴火クラスではないが日ごろの備えを」】
桜島を長年、観測している専門家は、「大規模噴火の兆候はみられない」とする一方、火山などの災害に対する備えは日ごろから考えておいてほしいと話します。https://t.co/x4Hdat0wBY #鹿児島— MBCニューズナウ (@MBC_newsnow) July 25, 2022
「今回の噴火は最大規模ではなく、平均的なものだ」と指摘している。
桜島の噴火活動を長年、研究する京都大学・火山活動研究センターの井口正人教授によるとこれまでに起きている桜島の噴火と同様で平均的なものだとしています。
京都大学 石原和弘 名誉教授「この程度の噴火は1970年代80年代にはよくあり、特に大きい訳ではない。地盤が隆起していたので地下にたまったマグマが出されたものだ。避難を継続する必要があるかは今後の火山活動の状況による。地盤の隆起が解消されずに続けば、今回と同程度の活動が続く可能性はある」 pic.twitter.com/R2bQgRBRY2
— 藤島新也@災害担当記者🌏 (@shinyahoya) July 24, 2022
桜島の噴火活動に詳しい火山物理学の石原和弘・京都大名誉教授によると、
「今月18日頃から傾斜計と伸縮計で山体の膨張を示す地殻変動が観測されていたので、今回の噴火発生は予想できた。」
この様に火山の活動状況により、噴火予想が出来たとしています。
「大正噴火ほどの大規模なものにはならないと思う」
大規模噴火の対象噴火には至らないと、井口教授同様大規模にはならない予測を立てています。
噴火警戒レベル5はなぜ?
噴火警戒レベルは現在レベル5です。
これは噴火による噴石が2.5キロに達したことによる警戒だそうです。
つまりは火山の噴火活動に対する警戒ではないということになります。
つまり
なぜ今回警戒レベルが3から5に引き上げられたのか?
気象庁よりまず、このように発表がありました。
噴火警戒レベルは、集落にわずかでも(噴石の飛散が)引っかかれば、すべてレベル5。(噴火警戒レベル)5で(火口から)3キロに対して、警戒してください
このことから、噴石2.5キロを含む3キロ圏内の住人の方へ避難勧告として噴火警戒レベル5が発動されたのです。
鹿児島県では、『地域防災計画書』に従って指示を出したということです。
大規模噴火に発展する兆しはないということですので、必要以上に心配をあおることはしなくていいようです。
県外から見ると心配だらけですが、専門家の意見に少々安心しましたね。
噴石2.5キロ!鹿児島県の人たちの反応はどうなっているのでしょう?
鹿児島県人の反応は?
桜島で爆発的噴火が起こったことによる鹿児島県の人たちの反応を見てみましょう。
速報するレベルの桜島噴火
1枚目:県外の人が想像する噴火
2枚目:県人が想像する噴火
これくらい違うのはある
(1枚目は県人にとっては日常) pic.twitter.com/sILcQFmQGu— UNA®︎ (@HabuQu7) July 24, 2022
噴火のイメージが、鹿児島の方たちは大爆発で溶岩流れ出ている映画のようなシーンの様です。
県外の私たちとは 比べ物にならない域です。
桜島噴火がトレンドになってたのでびっくりしたのですが
毎日のように噴火してるので日常です。
画像の時は「おお~」となりました😊ちなみに高校野球は鹿児島実業が優勝しました!
おめでとうございます🎊 pic.twitter.com/eNllzhsLog— HiroKi🦑 (@HappensH) July 24, 2022
鹿児島では日常なんですね。ちょっと驚いただけの感想に驚いてしまいました。
「 #桜島噴火 」がトレンド入りした時の他県民と鹿児島県民
#漫画 #Web漫画 #鹿児島 #桜島 pic.twitter.com/05RS0EOXZ9
— ねおさやか (@crystalcat_neo) July 24, 2022
火山の噴火になれることってあるんですね。
イメージ分かりやすいですね。今まさに「大丈夫かな」の最中でした。
まとめ
桜島で爆発的噴火が起こりニュースをみて心配しています。
どの様な噴火なのか調べると
今回の噴火はブルカノ式である。
噴石2.5キロ程度はここ70年間で最低でも20回は観測されている。
噴火警戒レベル5は噴火活動に対するものではない。
今後大規模噴火に発展する兆しは今のところない。
鹿児島県民にとっての噴火は日常で、騒ぐほどではない。
といったことが判りました。
ただ、日常化して警戒心が無くなることも怖いですね。
「鹿児島県は災害県。火山の噴火に限らず、避難を必要とするシチュエーションは色々なところで生じてくる。いつでも避難できるような体制を常に整えていくことが大切」
井口教授からも、いつでも災害に対する避難体制を整えておくようコメントがありました。
今後の動きも報道等で確認していきたいと思います。