KDDI(au)の通信障害を受けて、公衆電話が話題に上がっています。
元より”災害時”や”通信障害などで携帯電話が使えない”ときの頼みの綱ということをご存じな方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、周囲に聞いてみたところ
- 存在は知っているけれど…
- 使い方わからない
- 決済はどうやるの?
とみんな使用方法を知りませんでした。
使用したことがない世代の方も今や当たり前にいらっしゃいますよね。
そこでこの記事では、「この際知っておこう公衆電話の使い方」についてご紹介します。
どこのキャリアでも通信障害は起こる可能性があります。
また、急な時のために覚えておくといいですよ。
障害時にも使える公衆電話!かけ方はどうするの?
通信障害時にも使える公衆電話って便利じゃないですか?
使ったことがない…電話のかけ方が分からない…
と心配な方も大丈夫!
知っておくと役に立つ、公衆電話の使い方、電話のかけ方をご紹介しますね。
通信障害時にも使える公衆電話!硬貨やテレホンカードで何秒話せる?
硬貨で公衆電話からでんわをかけてみよう
【硬貨を使って電話をかけるには】
- 受話器を持ち上げます。
- 硬貨を入れる穴に1枚ずつ硬貨を投入します。
- 投入した硬貨のカウントが番号ボタンの上あたりに表示されました。
- 受話器から「プーッ」と音が鳴ります。
- 市外局番から相手の電話番号をプッシュしていきます。
- 最後まで番号を押し終わると、呼び出し音が聞こえます。
- 「ガチャッ」という音と共に相手が出たら話し始められます。
ボタンを押さないといけませんので、利き手と反対の手で受話器を持ち上げたまま番号を押すとスムーズですよ。
投入した硬貨は、相手が出たタイミングで公衆電話本体の中に収納されます。
落ちる音と共に投入した硬貨の金額が減っています。
会話の最中に投入金がどんどん減っていきます。
まだお話しする場合は、話している途中でも追加で硬貨を投入することが出来ます。
使用できる硬貨は10円玉と100円玉のみです。
お話が終わったら、受話器を元通りに本体にかけます。
通話で使われなかった硬貨が返却口の中に戻ってきますので、お取り忘れなく!
テレホンカードで公衆電話から電話をかけてみよう
【テレホンカードを使って電話をかけるには】
- 受話器を持ち上げます。
- テレホンカードを入れる穴にカードを差し込みましょう。
- 投入したカードの度数(残高)が番号ボタンの上あたりに表示されました。
- 受話器から「プーッ」と音が鳴ります。
- 市外局番から相手の電話番号をプッシュしていきます。
- 最後まで番号を押し終わると、呼び出し音が聞こえます。
- 「ガチャッ」という音と共に相手が出たら話し始められます。
ボタンを押さないといけませんので、利き手と反対の手で受話器を持ち上げたまま番号を押すとスムーズですよ。
投入したテレホンカードには、通話の料金が加算されるタイミングで穴が開きます。
クオカードの様なイメージですね。
加算されると共に投入したテレホンカードの金額が減っていきます。
会話の最中にテレホンカード残高がどんどん減っていきます。
通話の前払いで度数が減り、使い切ると通話中でもカードが出てきます。
まだお話しする場合は、話している途中でも追加のテレホンカードを投入することが出来ます。
お話が終わったら、受話器を元通りに本体にかけます。
使用中のテレホンカードが返却されてきますので、お取り忘れなく!
障害時や災害時にも使える公衆電話
災害時や通信障害時などあると便利な公衆電話。
緊急時には実はお金を必要とせずにかけられるのです。
緊急時には動画にある通り「緊急ボタンを押してかける」場合と「そのまま110」「そのまま119」を押す場合があります。
緊急ボタン(本体の左下にある赤い丸ボタン)がある場合
緊急時には硬貨やテレカは必要ありません。
かけ方
- 受話器を持ち上げます。
- 緊急ボタンを押します。
- 受話器から「ツー」と音が聞こえます。
- 番号を押す。「110」「119」「118」など。
- 呼び出し音が聞こえ、相手が出たら話し始められます。
緊急ボタンがない場合
緊急時には硬貨やテレカは必要ありません。
かけ方
- 受話器を持ち上げます。
- 受話器から「ツー」と音が聞こえます。
- 番号を押す。「110」「119」「118」など。
- 呼び出し音が聞こえ、相手が出たら話し始められます。
緊急ボタンがない公衆電話の場合は、受話器を持ち上げたらいきなり番号を押してしまってOKです。
人命にかかわる事など緊急時には、あわてず緊急連絡を出来るように覚えておくといいですね。
緊急連絡先番号はこれ
緊急時の連絡番号はこちらです。
「110」事故や事件にあったり、目撃したなどの緊急時に通報します。
「118」日本における海上の事件・事故を緊急通報します。
「119」火災の発見時・急病人やけが人の発見時・事故や災害時に助けが必要な時に消防に通報します。
緊急通報すると聞かれる事
緊急通報すると「通報内容」の他にもいくつか質問されます。
①『事件ですか?事故ですか?何かありましたか?』
②『それはいつですか?』
③『場所はどこですか?』
もしも場所が分からないときにはこちらをお知らせします。
- 近くにあるコンビニの店名
- 銀行名
- 電柱、信号機の管理番号
- 自動販売機の住所表示
④『事件・事故の状況を教えてください』
⑤『犯人について分かることをお話しください』
⑥『あなたのお名前・住所を教えてください』
事件・事故との関係も聞かれます。
通りかかって事故を目撃した、泥棒に入られたなどによって無線で手配してくれます。
事故を通報したことが何度かありますが、慌てて通報しているため場所が上手く伝えられずあたふたした覚えがあります。
通報した場所の近くの警察につながるわけではないので、目標物を明確に伝えることが必要となります。
公衆電話って何秒話せるの?
投入金額が硬貨の場合もテレホンカードの場合も目に見える公衆電話です。
通話料金は硬貨・テレホンカード共に同じです。
公衆電話の金額設定に関係してくるのは距離と相手の受信機種です。
相手が携帯電話の場合…全地区 10円で15.5秒です。
相手が固定電話の場合…時間帯・通話距離によって違ってきます。
詳しくは下記をご覧ください。
通話区域間の距離 10円(税込価格)で通話できる時間 昼間 夜間 深夜・早朝 午前8時~午後7時 午後7時~午後11時
(土・日・祝の昼間を含む)午後11時~午前8時 区域内 56.0 秒 76.0 秒 隣接区域内及び20kmまで 39.5 秒 52.0 秒 20kmを超え30kmまで 26.0 秒 35.5 秒 30kmを超え40kmまで 21.5 秒 26.5 秒 40kmを超え60kmまで 16.0 秒 20.0 秒 60kmを超え80kmまで 11.5 秒 15.5 秒 17.0 秒 80kmを超え100kmまで 10.0 秒 15.5 秒 17.0 秒 100kmを超え160kmまで 8.0 秒 14.0 秒 15.5 秒 160kmを超える 8.0 秒 12.0 秒 13.5 秒 出典:NTT西日本
実際に公衆電話から電話をされた方々が苦労したのは、公衆電話の場所だったそうです。
場所検索が通信障害によって出来ないのですから、記憶がたよりです。
ご家族と普段から、公衆電話の場所をチェックしておくと慌てずに済むためおすすめです。
まとめ
障害時にも使える公衆電話の使い方をご紹介しました。
受話器を取ってからが基本動作でしたね。
救急の場合はお金を使わず警察や消防に電話できますので知っておきたいですね。
携帯にかける際は10円で約15秒話すことが出来ます。
もしもの時は急にやってきます。
緊急時にそなえて、硬貨をバックに入れて持ち歩くことも必要です。